今日は「幻のブルールスカ」のお話です✨
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【 ARABIA アラビア 】
北欧 フィンランドで長年にわたり「名品」を作り続けた食器会社です✨
私は一時期「北欧のヴィンテージ食器」を輸入販売していました🥰
キッカケは「名品を触ってみたかったから✨」
私の中の、名品の簡単な定義は
🔸職人の手書きであること
🔸釉薬のかかり方によって、1つとして同じ趣きがないこと(唯一無二)
🔸現行品ではなくヴィンテージであること(もう製造されていない)
アラビアは「キルシッカ(さくらんぼの意)」みたいに可愛いデザインから、華やかなデザインもたくさんあるのですが、私が好んでいたのは「ルスカ」です😀
無骨でドン!とした佇まいの「ルスカ (紅葉や秋色の意)」を多く取り扱っていたのですが、深いブラウンの釉薬が絶妙の味を出しています(画像「通常品」参照)
ルスカは、1960年代 初頭から1990年代 後半まで製造販売されていました✨
デザイナーは、Ulla Procope ウラ・プロコッペ
名デザイナーです✨
そのルスカですが、実は【幻】と呼ばれた「ブルールスカ」があるのです✨
激レア中の激レア🔥見てみたいw
ブルールスカはカラーテストのため1963年のたった数ヶ月間のみ、極少量だけ生産されたと言われています💦
「何故作られたのか?」も分かっていません💧
本国 フィンランドでも滅多に出会うことができない逸品です
フィンランド中をバイヤーに探しに探してもらい、やっと見つけたのが、画像のブルールスカです✨
カップ&ソーサーの状態が非常に良いものでした✨
そのブルールスカを皆さんに一目見ていただけたらと、今日はエッセイに取り上げてみました🥰
エメラルドグリーンのような、なんとも言えない釉薬の色…
ブラウンに比べて、より一層 深い味わいが表現されています
その中に、ヴィンテージの唯一無二の佇まい…
ここまで綺麗なブルールスカに出会ったのは、初めてです✨
バックスタンプも綺麗に残っており、チップと呼ばれるカケもなく、スクラッチと呼ばれるヒビもない極上品です
ルスカシリーズは、日本の詫び寂び感もあるので、和食器と合わせる方も多くいます🥰
世界恐慌や二度の大戦を乗り越え、フィンランドで確固たる地位を築いたアラビア
日照時間が少ない北欧の家庭に受け入れられる様な、さまざまな知恵がデザインされてきました✨
だから、世界中のファンを魅了させることができたんですね😀
「バックスタンプマーク」を見れば、いつの時代に製造されたかが一目瞭然となるんです✨
今まで8回?も変更されてきました
例えば、今回のブルールスカのバックマークは(画像参照)
1963年「ARABIA」の文字が入っています
この時代のスタンプマークには、製造年月日が追加されました✨
世界に1つしかない、ヴィンテージ食器
他に扱っていたアラビア製品は
・カルタノ ・キルシッカ
・コスモス ・ロスマリン
・フローラ ・クロッカス
・ガーデニア など
どれも職人の技が効いている名品です✨
あっ!でも、子供がまだ小さい私は毎日、軽くて割れにくいコレールを愛用していますけどねw
一生に一度だけでも、本物のヴィンテージ食器を扱い、直に手に取り販売した事で、器の趣き、デザイナーの想いなどにも触れることができ、宝物のような経験となりました✨
幻のブルールスカ

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